
大方の初期費用は自分で計算する事が出来ます。
お部屋を契約する際に必ず必要になる初期費用。
通常は仲介業者に依頼をして見積書をもらいます。
でも、何件も初期費用を知るためだけに問い合わせするのって面倒ですよね。
今回は問い合わせする前に大体の初期費用を計算する方法を伝授いたします!
難しい計算は一切ありませんのでご安心下さい。
↓初期費用各項目について知りたい↓
初期費用がどんなものから構成されているか
前家賃
入居する最初の月の家賃ですね。
基本的には1ヶ月分+日割り分です。
ポイントは家賃以外の共益費や町内会費、駐車場代も入ってくるということです。
敷金やクリーニング費
退去した後の清掃や原状回復に使われる費用です。
他にも保証金や修繕費、修理分担金等呼び方は様々です。
家賃の1ヶ月分程度が多いですね。
礼金
貸主に対してのお礼金です。
退去時に戻ってくることもありません。
礼金は無いところも多いので、家賃の0~2ヶ月分程度です。
保証会社の初回保証料
保証会社に加入するための手数料のようなもの。
概ね毎月の支払い分の50%ほどか多いです。
↓保証会社について詳しく知りたい↓
仲介手数料
基本的に家賃の1ヶ月分としているところが多いです。
鍵交換費用
入居前には前の入居者が鍵を複製している可能性もあるので鍵を交換します。10,000円~20,000円のところが多いです。
火災保険料やその他のオプション品
火災保険料は別清算のところも多いのですが、大体年間10,000円しないくらいです。
その他のオプション品には消毒や消火器の購入費用があります。
あくまでも任意なので今回の計算からははずします。
【超簡単】初期費用を求める計算式
では早速大方の初期費用を求める計算式をお伝えします!
1ヶ月分の総家賃(家賃+共益費+駐車場)
+
敷金(敷金がない場合は家賃1ヶ月)
+
礼金
+
家賃2ヶ月分
これだけです。
実際に計算してみよう!
実際にどれくらいの精度があるのか計算してみました。
【例1 Aマンション】
家賃65,000円
共益費4,000円
駐車場4,400円
敷金130,000円
礼金 なし
先ほどの計算式を当てはめて計算すると、
1ヶ月分の総家賃が73,400円
敷金130,000円
礼金は無し
家賃2ヶ月分で130,000円
合計は333,400円
同じ物件で私が計算した見積もり金額は330,900円でした。(オプションは何も入れていません。)
かなり上手くいきましたね。
では次に、金額の差が大きく出るパターンも一つご紹介します。
【例2 B ハイツ】
家賃68,000円
共益費4,000円
駐車場5,500円
敷金 なし
礼金 なし
こちらも先ほどの計算式で計算します。
1ヶ月分の総家賃が77,500円
敷金 無しなので、家賃1ヶ月の68,000円を足します。
礼金 なし
家賃の2ヶ月は136,000円
合計は281,500円
こちらを私が計算したところ、347,450円でした。
かなり差が出ましたがもちろん原因は分かっています。
この物件、敷金がない代わりに修繕費が家賃の2ヶ月分入っていました。
つまり敷金がない代わりに入れていた家賃の1ヶ月分では修繕費に全く足りていないからです。
こういった場合は敷金の代わりとして入れていた家賃の1ヶ月分のところへ修繕費の2ヶ月分を入れてあげれば解決します。
計算式を直していきます。
1ヶ月分の総家賃が77,500円
敷金 無しなので、家賃1ヶ月の68,000円
ではなくて修繕費の136,000円
礼金 なし
家賃の2ヶ月は136,000円
これを合計すると349,500円となります。
先ほど私が計算した金額が347,450円でしたのでしっかりと修正ができました。
このように、敷金がない部屋でクリーニング費や修繕費の金額が分かっている場合は敷金の代わりに入れる家賃の1ヶ月の部分へその金額を入れてあげるとグッと精度が上がります。
※月の途中から入居する場合は日割りで家賃がかかります。その分は含まれていないので注意してください。
※仲介手数料は家賃の1ヶ月で計算していますのでミニミニやエイブル等の元々手数料が家賃の半月となっている業者はその分安くなると思います。
この計算式を使うとこんなメリットがあります!
・いちいち仲介業者に問い合わせをする必要が無くなる!
・自分が計算した金額より業者の見積金額が大幅に高い場合はオプションが入っている事が分かる!
・結果として無駄な問い合わせや無駄な内覧が無くなり、他の事へ使える時間が増える!
この計算式を活用して、効率よく部屋探しをしましょう!
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