
お部屋探しをされる理由は十人十色。
就職や転勤、結婚、子育て等々あると思います。
中には様々な事情で周りにバレること無く引っ越しをしたいと考えるかたも少なからずいると思います。
今回は、そういった引っ越しすることを周りに知られたくない方のために、部屋探しから引っ越しまで内緒ですることが出来るのかを解説していきます。
親や夫・妻等、家族に内緒で契約したい
やはりバレずに部屋を借りたい方の大半が家族にバレたくないというもの。
離婚をする場合は「離婚相手に自分の居場所を知られたくない」とか「まだ離婚が成立していなくて物件探しをしていることも言っていない」という相談や、
親が一人暮らしに賛成してくれないから、親に内緒で一人暮らしをしたいというかたもいらっしゃいます。
2人の子供を持つ身としては、将来子供が一人暮らしをするときに私に内緒で探されないような関係性を作っておかねばと相談される度に考えさせられます。
家族に内緒で部屋を借りることはできる?
結論から言えば「可能」です。
その際に申し込みから入居に至るまで注意点がありますので必ずご一読ください。
ポイントを押さえておけばトラブルになることは一切ありません。
しかし一つでも確認を疎かにしてしまうとトラブルに発展してしまいますので十分ご注意下さい。
保証人不要の物件を選ぶ
特に親に内緒で契約したい方にとっては最初のハードルになります。
保証人不要で保証会社のみを通せば契約が出来る物件を選ぶことが必要です。
保証会社についてはこちらの記事をご覧下さい。
緊急連絡先が親族以外でも可能な物件を選ぶ
保証人が不要なお部屋であっても必ず必要になるのが緊急連絡先です。
災害時や家賃が遅れているとき等に管理会社が契約者と連絡が取れない場合に備えて何かあったときの連絡先が必要になります。
出来ればご友人や会社の同僚等でもオッケーな物件がいいですね。
管理会社や保証会社によっては入居審査をするときに緊急連絡先へ連絡をすることもありますので間違っても知られたくない相手を書かないように気をつけてください。
また、緊急連絡先は3親等以内の親族といわれることもありますので慎重に慎重を重ねて設定しましょう。
物件選定から慎重に。出来ればしっかりと管理会社が入っている物件が◎
よほど気に入った物件があれば別ですが、管理体制がしっかりしたところを選んだ方が無難です。
今ではほとんど無いかも知れませんが個人で貸している様な物件はオススメいたしません。
今でこそ個人情報の取り扱いには厳しい規制がありますが本当の昔は個人情報に対しての意識がかなり低く、家族を名乗る人から連絡があった場合居住の有無くらいは簡単に分かりました。
悪意を持って個人情報を聞き出そうとする人たちは、あらゆる手を使ってきます。
管理会社が入っている物件であれば対応もマニュアル化されていますので、警察などの正当な開示請求がない限り情報が漏れる心配はありません。
審査が終わってからも安心するにはまだ早い。郵便物にご注意。
審査が完了すると契約手続きに移行します。
この際、火災保険の手続きガイド等が申込み時点の住所(自宅等)に郵送されるケースがあります。
これを防ぐ為には申込み手続きの際に、
不動産仲介業者、管理会社、保証会社この全てにご自身の状況を把握してもらい、万が一にも問題が起こらないように万全の体制を整えましょう。
郵送物は不動産業者へ送ってもらうことも可能なので担当の人へ相談してみてください。
申込みから契約までの流れを知りたい人はこちら↓
会社に内緒で部屋を借りることはできる?
こちらも「可能」です。
家族に内緒で契約するよりも難易度は低いでしょう。
ですが、こちらにも幾つか気をつけておかなければならない項目がありますのでご説明いたします。
入居審査の際に在職確認の連絡が入るかどうか
先ほどのケースと同じく入居審査の際には十分注意が必要です。
保証会社や管理会社から在職確認として会社へ連絡が入ることがあります。
私の経験上、在職確認まで入るところは少ないですが念には念を入れてしっかりと確認しておきましょう。
通勤時に同僚に見られないように注意が必要
会社の近くに部屋を借りた場合は家から出てきたところをバッタリ会社の人に見られないように気をつけましょう。
交通費等が絡む場合は、不正受給に該当してしまう可能性もありますので内緒で借りる場合は万が一バレてしまった場合の対処法も考えておいたほうがいいでしょう。
どんな場合もリスクは0に出来ない。でもポイントを押さえておけば限りなく0に近づける。
どれだけ完璧に準備したつもりでも意外なところからバレてしまうということもあります。
ですから、なるべく内緒で借りなくてもいい方法を見つけてください。
特に会社に内緒でというケースは必然性が低い事が多いです。
一時の感情でその後の人生を台無しにしないためにも、もう一度頭を冷静にして考える時間を作りましょう。
それでも進める場合はこの記事を参考にしてください。
そして実行する場合は信頼できる担当者を見つけることも大切です。
今では不動産仲介店に足を運ばなくても部屋探しができます。
よろしければご活用ください。

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